ベルリン映画祭

U-Carmen eKhayelitsha

  • 金熊賞/最高賞 "U-CARMEN eKHAYELITSHA" (マーク・ドーンフォードメイ監督/南アフリカ
  • 銀熊賞/審査委員グランプリ "Peacock" (クー・チャンウェイ監督/中国)
  • 銀熊賞/最優秀監督賞 マルク・ローテムント ("Sophie Scholl - The Final Days"/ドイツ)
  • 銀熊賞/最優秀女優賞 ユリア・イェンチ ("Sophie Scholl - The Final Days"/ドイツ)
  • 銀熊賞/最優秀男優賞 ルー・テイラー・プッチ ("Thumbsucker"/アメリカ)

 南アフリカから金熊賞が出たことはまことに祝福すべき事態だ。 映画というのはそれが作られた国をよく表したりする。映画が作られないとしたら、国固有の手段があって、表象に映画を必要としていないか、そもそも表象の欲求などないということを意味する。どこの資本を使って作られたかは分からないけれど、今回の授賞に南アフリカにおけるなんらかの変化をみてもいいんだろうと思う。 新しい表象、新しい映画・・。 クッツェーも喜んでいるだろうか。