2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧

石の女

J.M.クッツェー 『石の女』 スリーエーネットワーク 1997 (In The Heart Of The Country, 1977) いままで読んだクッツェーの中で一番難しい。あとがきによれば、クリス・マルケルの写真をつないだ映画『ラ・ジュテ』から手法の着想を得たと書いてあるが…

家へ

テニス部の集まりの後深夜3時頃帰宅してすぐに風呂に入る。すっきりして居間に行くと母親が『冬のソナタ』を見ている。しばし唖然。

再会

夜9時頃秋田に着き、そのまま中高6年間いっしょに汗を流したソフトテニス部の飲みに合流。8人集まった。昔話と近況の話をあれこれと話し続けた。自分以外は医学部とか工学部、理学部とかなので、現役で大学に入った奴も院に行ったりでみなまだ学生。やはり1…

半分30日のだけれど、きりよく31日にまとめる。

10 best films 2004

10 best films 2004 毎年恒例、と言っても初めてだが自分の中で。2004年に見た劇場公開作から。五十音順。 『ヴィレッジ』 (M.ナイト・シャマラン, The Village) 『珈琲時光』 (侯孝賢,Kôhî Jikô) 『ジェリー』 (ガス・ヴァン・サント,Gerry) 『ス…

帰省

今日16時56分の秋田新幹線こまちで実家に帰る。ネットに接続していないので今日が今年最後の更新。よいお年を。

メタフィクションと脱構築

由良君美 『メタフィクションと脱構築』 文遊社 1995 注文していたのが届いた。装丁が激烈にかっこいい。著者の由良君美は四方田犬彦の師匠でもあるらしい。亡くなったばかりのソンタグの『反解釈』の翻訳なんかもやってる。メタフィクションと脱構築作者: …

雪が降った。帰省したときにドラマチックな雪との再開をしたいと思っていたのに。出鼻をくじかれた気分。どんな出鼻? バイトの打上。同じ大学の人が入ってきたりしてやや楽しくなった。

冬期講習でなにもできん。

忘年会

某団体の忘年会。先輩たちとももうすぐお別れかと思うとキュンとする。ダーツ、ビリヤード等で夜をふかす。

RoyksoppのPV

個人的にお気に入りのアルバまむであるRoyksoppの"Melody A.M."に収められているPVがネットでも見られるようだ。こちらで"Remind Me"と"Poor Leno"が見れる。こちらで"Eple"が。どちらも秀逸。自分は"Remind Me"のPVを見て彼らを聴くようになった。2002年のM…

ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!

アレクサンダー・ペイン,『ハイスクール白書 優等生ギャルに気をつけろ!』,Election, 1999, dvd. 素晴らしい。監督のアレクサンダー・ペインは映画をよく知っている人に違いなく、象徴的な記号が随所に配置されている。曲線のイメージ(高校教師ふんする…

冬期講習

塾の冬期講習が始まった。夏よりは楽そうで安心。

ダスクランド

J.M.クッツェー 赤岩隆訳 『ダスクランド』 スリーエーネットワーク 1994 クッツェー1974年発表の処女作。メタフィクションの形式で書く人だから、文章に彼の真意をはかり切れないが、こんな一文がある。 野蛮とは、人間の生命の価値にたいする軽蔑と、…

ベルヴィル・ランデブー

シルヴァン・ショメ 『ベルヴィル・ランデブー』 2004 @テアトルタイムズスクェア うつろいは緩慢だけれど密に圧縮されたような運動に凝視してしまう。対極にテンポの良い主題歌(曲も歌詞もいい!)と相まっておとぎ話的な雰囲気が崩れない。水の描写に現…

ラリー・クラーク

「ラリー・クラーク パンクピカソ」展 @ワタリウム美術館 あんま面白くない。

モーターサイクル・ダイアリーズ

ウォルター・サレス 『モーターサイクル・ダイアリーズ』 2004 @恵比寿ガーデンシネマ チェ・ゲバラが23歳のとき友人とラテン・アメリカを北上した旅を描く。ゲバラ自身の著作に基づいている。実直な青年だったとは。監督のウォルター・サレス、ダメダメの…

明日を夢見て

「明日を夢見て アメリカ社会を動かしたソーシャル・ドキュメンタリー」 @東京都写真美術館 ルイス・W・ハイン、ジェイコブ・リースらが撮った19世紀末から20世紀前半のアメリカ貧困地帯の写真。

海辺の家

アーウィン・ウィンクラー 『海辺の家』 2001 dvd

バイトのため学芸大学駅に降り立つとS○JI君とその子分たちが。急遽誘われてバイト終了後鍋の会に参加。彼らはオールらしい。元気だ。

遭遇

映画の帰りに寄ったツタヤでid:megane123さんとお連れの方に遭遇。就活と卒論をくぐりぬけているお二人の風格にひれ伏した。

ターミナル

スティーブン・スピルバーグ 『ターミナル』 2004 @渋東シネタワー きっとスピルバーグは、ジョン・フォードやヒッチコック、ホークスらのように、作風を定式化して後世に名を残す作業を意識的に行ってるとこなんだ。ジョン・フォードにジョン・ウェインが…

真実の瞬間

アーウィン・ウィンクラー 『真実の瞬間』 1991 dvd 1947年に始まる非米活動委員会の赤狩りを描く。共産主義のレッテルがはられてハリウッドで多くの映画人が職を失った。そういう過去を認識するのは必要なんだけど、感傷的に語られても説得力がないよ。

スリ

ロベール・ブレッソン 『スリ』 1959 vhs スリの手さばきの鋭利なミクロコスモス的アクションが素晴らしいことはもちろんなのだが、事が起きる前の主人公ミシェル(マルタン・ラサール)の独白の不可解さが大きな混乱を生んでいる。

ウェイクフィールド/ウェイクフィールドの妻

ナサニエル・ホーソーン/エドゥアルド・ベルディ, 『ウェイクフィールド』/『ウェイクフィールドの妻』, 新潮社, 2004. ホーソーンの『ウェイクフィールド』(1835)とE・ベルディの『ウェイクフィールドの妻』(1999)の二作が収められた一冊。さしたる理…

暗室

暗室で写真を焼く。2月から3月にかけて3つ写真展がある。はやめに作っとこう。

ロベール・ブレッソン没後5周年

5年前、以下のような会話が交わされた。BSで放映された『スリ』の録画ビデオを貸したクラスの友人との間で。 自分:ロベール・ブレッソン死んだよ。 友人:誰? 自分:『スリ』の監督。 友人:あぁ、あれ、早送りして見たよ。 というわけでブレッソンの死に…

マイ・ボディガード/バッドサンタ

トニー・スコット 『マイ・ボディガード』 2004 @渋谷シネパレス テリー・ツワイゴフ 『バッドサンタ』 2003 @シネマライズ 『マイ・ボディガード』・・・トニー・スコットという映画作家は、兄リドリー・スコットとの関係を抜きにしては語りえないと思う…

トップガン

トニー・スコット 『トップガン』 1986 dvd トニー・スコットは昔から一定の愛着ある監督。中学のときの自己紹介文にも名前を挙げたような。『スパイ・ゲーム』は面白いし、『エネミー・オブ・アメリカ』は面白いし、『ザ・ファン』は面白いし、『クリムゾン…

さしのみ

部屋の片付け。ストローブ=ユイレの特集終わってしまったな。夜、某団体の同輩と二人でうちで飲んだ。団体の1年と2年は今日それぞれ飲んでいるらしい。3年はやらんのか。27日の忘年会にも2人しか来ないっていうし。