2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

或る殺人

オットー・プレミンジャー 『或る殺人』 Anatomy Of A Murder 1959 dvd 59年製作160分端正なオープニング・クレジットにデューク・エリントンの演奏まったく粋なフィルムだ。或る殺人 [DVD]出版社/メーカー: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント発売日: …

「A」

森達也 『「A」』 1998 dvd

ワインズバーグ・オハイオ

アンダソン 小島信夫/浜本武雄訳 『ワインズバーグ・オハイオ』 Winesburg, Ohio 1997=1919 講談社 短編22篇。始まりは正常で登場人物も特異な行動をするわけでもないのに、ヘンテコでグロテスクな印象を強く受けた。語られ方が、小説として大きく開かれてい…

愛情萬歳

蔡明亮(ツァイ・ミンリャン) 『愛情萬歳』 1994 VHS 現代の映画のブームのとしての引き算による寡黙さから遠く離れて、もとい0(ゼロ)としての寡黙さが辺り一帯それから時全体にひらたく覆い、ホラーでもないのに息をひそめなければ向こうに悪いと思うく…

aoi

渡辺謙作 『ラブドガン』 2004 dvd リンゼイ・アンダーソン 『八月の鯨』 The Whales Of August 1987 VHS

解散

某団体某パートの解散飲み。ってほどの面子ではなかったが。おいしい魚に満足。 さようなら。

再びイギリス映画

ポール・マクギガン 『ギャングスター・ナンバー1』 Gangster No. 1 2000 dvd ニール・ジョーダン 『狼の血族』 The Company Of Wolves 1984 VHS 後者、実にいいね。異形の積極的な演出という点でジョー・ダンテ、ティム・バートン、サム・ライミと共通する…

りゅう

本屋に行ったら村上龍の書き下ろし『半島を出よ』が出ている。特定の作家の作品を除いては今の日本の小説はあまり読んでないけれど、特に好きでもない村上龍の作品はしかしおさえておこうと思ってたまに読む。かなり力を入れて書いたんじゃないですか、これ。…

サマリア

キム・ギドク 『サマリア』 Samaritan Girl 2004 @恵比寿ガーデンシネマ

Demonlover

オリヴィエ・アサイヤス 『Demonlover』 Demonlover 2002 @イメージフォーラム ハリウッド的なジャンル映画を装いながら分かりやすいとはいえない説話とかショットは語りに奉仕するためにあるのでなくて、むしろこの映像作品を見るだろうひとびとへの、意味…

晴れやか

高校の時の後輩から大学合格が決まったとの連絡が入った。めでたい。

卒業式

写真撮影の仕事をこなした後、新横浜の先輩宅で飲む。朝10時頃帰宅。ご卒業おめでとうございます。

ハピネス

トッド・ソロンズ 『ハピネス』 Happines 1998 dvd おもしろいじゃないですか。

きみに読む物語

ニック・カサヴェテス 『きみに読む物語』 The Notebook 2004 @シネパレス ニック本人もラストの残酷さには自覚的だろうけれど、そこをそれと思わせぬ清涼感たっぷりに演出し、重層的な塗装を施すあたり、父譲りの座ったところか。

イギリス映画

リンゼイ・アンダーソン 『怒りを込めて振り返れ』 Look Back In Anger 1980 VHS ダニー・ボイル 『トレインスポッティング』 Trainspotting 1996 dvd 『トレインスポッティング』から遡れば『時計じかけのオレンジ』(1971)があり、マルコム・マグダウェル…

一発ギャグ

今日の一発ギャグ。 「ゴダール以前と以後がある」 某団体関係者にしかうけない。いや、もしかしたら関係者にもうけない。(*ギャグの内容の真偽は拙者とは無関係)

衝動買い

家で過ごした今日、食料が尽きたので最寄り駅周辺にご飯に食べに行った、夕。ついでに新星堂に行ったら、『トレインスポッティング』のDVDが新しくなって出ている。長らく廃盤だったのよね、これ。衝動買い。昨日の晩からのモヤモヤが幾分か解消された。ずい…

不屈の精神

セルジュ・ダネー 梅本洋一訳 『不屈の精神』 Perseverance 1996(1994) フィルム・アート社 読了。こういうモラルの書を欲してました。 「プロ」として映画を見るのを学ぶことは、フィルムを次第に自分の問題とは別に調査してゆくことを学んでゆく事実が一方…

ぶんかむら

「地球を生きる子どもたち」 @Bunkamura ザ・ミュージアム

エターナル・サンシャイン

ミシェル・ゴンドリー 『エターナル・サンシャイン』 Eternal Sunshine Of The Spotless Mind 2004 @シネパレス TVCMに後々まで残るような強い印象や感動を受ける人はいないと思う。初めて見るCMにも、既視感を感じつつまなざしを送る。トイレに行ってもい…

ブッチャー・ボーイ

ニール・ジョーダン 『ブッチャー・ボーイ』 The Butcher Boy 1997 VHS 実に気に入った。それがイギリスやアイルランドの国民性が映し出すものなのかニール・ジョーダンの性質なのか、おそらく前者だと思うのだが、映画に対するある種の薄情さ、それが精神的…

暖かい

パトリス・シェロー 『ソン・フレール −兄との約束−』 Son Frere 2003 @ユーロスペース 塩田明彦 『カナリア』 2004 @アミューズCQN 青山真治による追悼記事で知ったのだけれど、『カナリア』は著名な照明技師、佐藤譲氏の遺作となったようだ。

イン・ザ・ベッドルーム

トッド・フィールド 『イン・ザ・ベッドルーム』 In The Bedroom 2001 dvd 初めて見たのは日比谷だったか、寝た。二回目は池袋の新文芸坐。以来ブラウン管で見ること数回。『ミスティック・リバー』(2003)に先立つ21世紀の偉大なアメリカ映画がある。イン…

テニスと映画

テニス部だった中学のとき、部員ら友人をすんなりと映画の方へと誘うことが出来たのは、理由があってのことだと思っていた。 友人たちが、僕がテニスについても書ける能力があることを知って驚いているという事実に僕は逆に驚かされてしまった。それは、まる…

Ray

テイラー・ハックフォード 『Ray/レイ』 2004 @シネマライズ ジェイミー・フォックス演じるレイ・チャールズのように視覚を消して、目を閉じて見れば(聴けば)おもしろかったかもしれない。いつか暇があったらやってみよう。って冗談抜きで、映画において…

激怒

フリッツ・ラング 『激怒』 Fury 1936 VHS

シネフィルって

100本見て1本あるかないかの、極私的な個人史に侵食する作品に出会うために日々映画を見る。映画館ではよく眠る。心地良いが故。眠れる映画が個人史に収まる。たとえば、『イン・ザ・ベッドルーム』、『天国の口、終りの楽園。』、『惑星ソラリス』、『ヴェ…

ヨーロッパ

ラース・フォン・トリアー 『ヨーロッパ』 Europa 1991 VHS

マイケル・アイズナー退任

ディズニーのCEOを退任。Michael Eisner - IMDb

写真展とか、とかとか

開催、搬入の時に既に「おわった・・」と空しく思う写真展が続いていた中で、今回の写真展ではそれがなかった。その点で成功は肌で感じているんだろうな。写真展ラッシュこれにて終了。残りの休み期間、ゆっくりと過ごそう。