再びイギリス映画

 後者、実にいいね。異形の積極的な演出という点でジョー・ダンテティム・バートンサム・ライミと共通するところがあると思う。そもそも映像という名の平面物質それ自体、失われたはずの時間がそこにあるという非現実な異形とか亡霊のようなものだから、対象の異形が画面の強度を促進するのは簡単に納得できることか。現実に媚びた前者には何も感じられん。