Revenge of the Sith

 評のようなものを書くとしたらもう一度見てからだな。
 エピソード1はずいぶん馬鹿にしたものだが、スター・ウォーズにはまっていた少年期を持つ身としては、涙なしには見られない。
 ユアン・マクレガーサミュエル・L・ジャクソン、ナタリ・ポートマンらの存在に、ほとんど〈役者〉的なものを感じないこと、あるいは本作を彼らのフィルモグラフィーの中で大きな位置づけをすることはたとえ本作が大きなものだとしても、ないだろう。一映画のなかでのそういった役者観は自分にとっても珍しいことだし、それだけ本シリーズのフィクション性が完成しているということなのか。役者についてひとつ言うならば、ユアン・マクレガー(オビ=ワン)が憤激しつつアナキンを諭すその仕方は、彼の仕事としての演技を超えた、生身のマクレガーの固有性が見えまた聴こえ、鳥肌が立つ。
 ま、もう一度。