2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

ゆきゆきて、神軍

原一男 『ゆきゆきて、神軍』 1987 VHS

森達也 『ドキュメンタリーは嘘をつく』 2005 草思社 ドキュメンタリーだろうがなんだろうが、真に見るに値する映像作品には固有性というものが備わっている。固有性を有した出来事は、何にも似ていないし、言語による期待を剥奪されて何にも支えられずに一…

花見

屋外で飲むってのは爽快です。わざと桜を揺らした花びら演出も巧いです。

A2

森達也 『A2』 2001 dvd

アビエイター

マーティン・スコセッシ 『アビエイター』 The Aviator 2004 @渋谷ジョイシネマ VFXで描きあげられた「箱もの」の、カメラが通れないはずの隙間の内と外でショットが途切れない。そんな今日的な演出をマーティン・スコセッシもやってしまったか。もとい『グ…

New Yorker FilmsからKent Jonesのコメント入りの"L'Argent"『ラルジャン』のDVDが出るとか。Kent Jonesは本作を論じた本をBFIから出している。 L'Argent by Kent Jonesid:vigo:20041220#p1 ブレッソン関連の

春は匂いだよ。この匂いはくにでも変わらないかな。→はイーストウッドと石原都知事。

半島を出よ

村上龍 『半島を出よ』(下) 2005 幻冬社 非常におもしろかった。日本人読者の世の中に対する態度に変更を働きかける作品だと思う。エンターテイメントとしてもフレデリック・フォーサイスやマイクル・クライトンの作品群に比肩するはずだ。 しばし挿入され…

コーヒー&シガレッツ

ジム・ジャームッシュ 『コーヒー&シガレッツ』 Coffee And Cigarettes 2003 @シネセゾン渋谷 メルカトル図法あるいは歪みへのフェティシズム。

top ten lists

特にネタがない。'Cahier du Cinema'選出のtop ten listsから持ってこよう。これからネタがないときは同様なことをするつもり。 2002 contributed by Bruno Andrade 1a. Choses Secrètes (Jean-Claude Brisseau) 1b. Ten (Abbas Kiarostami) 3. Blissfully Y…

さむい

けっこう遠い鷹の台。高校時代の後輩の入学式に出席。

トニー滝谷

市川準 『トニー滝谷』 2004 @ユーロスペース カメラの水平横移動の中ではイッセー尾形も宮沢りえもまた彼らを包む情景までもが保存されたままであり、なにごとかが発展するわけがないし、やはり終着は始点のそれと同じだった。学生時代のトニー滝谷までも5…

ホントにこうなったらこわい

村上龍 『半島を出よ』上 2005 幻冬社 登場人物が多いせいもあってか、物語の密度がかなり薄いような気がする。前半3分の2がイントロダクションといった感じ。それ過ぎた辺りから乗ってきた。遠征軍警察隊隊長チェ・ヒョイルが任務遂行中に攻撃を受ける最後…

気分転換

ここのデザインを変えてみた。なにもかもを囲っている角が丸い四角(正確には四角でないけど)に嫌気がさしていた頃だったので。今回の丸四角は前ほど頻繁じゃない。

ちょっと遠くへ

ジョナサン・デミ 『クライシス・オブ・アメリカ』 The Manchurian Candidate 2004 @ユナイテッド・シネマとしまえん ジョナサン・デミの新作を見るためにわざわざ練馬にまで行かなければならないとは!!!UIPがデミにこの仕打ち。アップになった人物がほぼ真…