カンヌ審査委員長

 第58回カンヌ国際映画祭の審査委員長がエミール・クストリッツァに決定したようだ。旧ユーゴスラビア出身の彼は、『アンダーグラウンド』を発表した際にセルビア寄りだと非難されて、もう映画は作らないなんて言っていた。このような役目を与えられてよかったと思う。まあカンヌではパルム・ドール二回(『パパは、出張中!』'85と『アンダーグラウンド』'95)、監督賞一回(『ジプシーのとき』'89)とっているからいつかはやるべき人だと思っていたのだが。新作"Kad je zivot bio cudo"("Life Is A Miracle")の日本公開が待ち遠しい。