映画を見たりした。


 96分の『鬼教師』、一点に構えた不動の者が物語を支配するという点で、近年のあるアクション大作を想起した。あれよりも秀逸。カイエ・デュ・シネマが『マン・オン・ザ・ムーン』を2000年のトップ10に入れたのは映画的詐欺が徹底のせいか。『脅迫者』は文句なしにすばらしい。『キンゼイ』には『ゴッドandモンスター』と同じ制作者によるものだと分かる徴があるけれど、『ゴッド』を超えてはくれなかった。フィルム・センターでも現在回顧上映をやっている成瀬、ブラウン管でごめん。

 9月は10日からの「ドイツ時代のラングとムルナウ」に気合入れて足を運ぶ。その他「ミシェル・クレイフィ監督特集」や暇あれば「ポーランド映画 昨日と今日」へ。
 リプチンスキーのDVDが出た。こちらはおうちで楽しめるとよい。