2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

個人の身体を追跡する

トム・ガニング,「個人の身体を追跡する―写真、探偵、そして初期映画」 『アンチ・スペクタクル』第3章。泣く子も黙る映画史家トム・ガニング。 写真イメージの機械的な複製と増殖力が、アイデンティティに関する伝統的な理解の土台を崩す一方で、犯罪学の…

フロイト、マレー、そして映画

メアリー・アン・ドーン, 「フロイト、マレー、そして映画―時間性、保存、読解可能性」 『アンチ・スペクタクル』第2章。上の副題にもあるとおり、時間と記憶や運動の保存と読解可能性を探求したフロイトとエティエンヌ=ジュール・マレーについて書かれてい…

ツイステッド

フィリップ・カウフマン 『ツイステッド』@渋谷東急 わずか97分でサミュエル・L・ジャクソン、アシュレイ・ジャッド、アンディ・ガルシアの3人を丁寧に配すという点には好感が持てる。たいした作品ではないけれど。

フィルム現像

フィルム現像 後輩たちにフィルム現像を教えた。しかし自分自身経験が豊富なわけでもないので、かなり冷や汗をかきながらだった。2年前の先輩が教えてくれる機会に休んでしまったことが悔やまれる。あれを聞いていればもっとうまくできたろうに、と。フィル…

眠い

ジャック・デリダ死去 まともに著作を読んでいないけれど。 合宿明け 眠い。ピカソ展に寄ってから帰ってすぐ寝た。

ピカソ展 躰とエロス(@東京都現代美術館)

合宿の帰りに。デッサンが最小の線で豊かな表情を作っていることに感激。油絵とかよりもそっちの方が見応えがあった。

合宿に行っていた

集合時間が超大型台風が直撃する時間帯という運の悪さ。場所は本郷。怪我人(死人?)が出たらただじゃすまなかった。無事終了した。3時以前の大降りの前に来るというのが賢明な方法だったと思う。

徹夜

明日明後日某団体の仕事合宿の準備に追われて昨日は徹夜だった。顔が白い。寝る。

ノーベル文学賞

エルフリーデ・イェリネクというオーストラリアの人が受賞。ミヒャエル・ハネケの映画『ピアニスト』の原作もこの人とか。「抑圧された女性を描く」みたいなことが新聞に書かれていたけど、そう言えば『ピアニスト』の女はずいぶん抑圧されてたなー。

廃校綺談

黒沢清『廃校綺談』(「学校の怪談f」1997のなかの一遍) 同年の『CURE/キュア』に比べると落ちるけど、TVドラマでここまでやれるのはすごい。

ソフィ・カル

大学の映像・音響関係の授業でソフィ・カルなる人の映像作品を見せられた。一組の男女がお互いカメラを持って一緒に旅に出て、好きなように撮っているという作品。結婚するか否かみたいなところで2人はの心が揺れていく様がにじみ出てる。 現実音だけで構成…

光あれ−リュミエール映画と自生性

ダイ・ヴォーン「光あれ−リュミエール映画と自生性」 『アンチ・スペクタクル 沸騰する映像文化の考古学』(東京大学出版会)の第一章。1895年のリュミエール兄弟による初の映画上映の際の逸話としては、スクリーン手前に向かってくる列車を本物と思い込んで…

地震

地震があった。こういうときは家の外に出ればいいのだろうけど、靴はくの面倒だなーとか思ったりしている。

ソラリス

スタニスワフ・レム 『ソラリス』(国書刊行会) 読んだ。ソラリスってのは人間にとって到底理解できないものだということか。知性を駆使して解明に必死になるけれどいっこうに分からない。死んだはずのかつての妻なんかが現われて、人類への貢献と対峙され…

ビンゴ

週末に行われるサークルの合宿の準備。ビンゴをやることになり、その景品を探し周った。一等にLOMOのおもちゃ(?)カメラ。9連シャッターとか。あっけなく終わりそうな気がする、ビンゴ。

such a gerry

『ジェリー』(ガス・ヴァン・サント)@ライズⅩ 『エレファント』が垂直の映画ならば『ジェリー』は水平の映画といったところか。ジャネット・リー主演の『サイコ』(アルフレッド・ヒッチコック, 1960)をそっくりに(実際はそっくりではないのだが)『サ…

試しに書いてみる。タイトルの「ブローニュの森の異邦人たち」というのは、ロベール・ブレッソンの映画『ブローニュの森の貴婦人たち』(1944)のもじりです。じぶんは貴婦人でないです。

ロング・ショットの三名手、かも

『ヴィレッジ』(M.ナイト・シャマラン)@渋東シネタワー 『珈琲時光』(侯考賢)@ユーロスペース 『オリーブの林をぬけて』(アッバス・キアロスタミ)@ユーロスペース 『スモール・ソルジャーズ』(ジョー・ダンテ)dvd 上三つはさながらロングショッ…